2017年05月10日

加藤陽一『キーワードで考える 部落問題はじめの一歩』公益社団法人福岡県番犬研究所 一〇〇〇円+税



「もしもし、あ、おかあさん、今度学校で部落史の授業やるって言ってたでしょう。でも部落史って難しいよね。そこでね、授業の準備にとっても便利な本が出たんだ。『キーワードで考える 部落問題はじめの一歩』っていうの。近世政治起源説とか、賤民廃止令とか、水平運動とかね。そういうよく知らなかった言葉を目次から探すと部落史の基礎知識がわかるようにできているんだ。そうそう部落史だけではなくてね、同和対策事業とか、地名総鑑とか、全国統一応募用紙みたいな戦後の部落問題や同和教育にかかわる言葉や現代の人権問題でよく使われる言葉もキーワードとして載っているから人権の授業や研修にはすごく役に立つ参考書だと思うんだ。ほら、知っているようでいて、きちんとは説明できないみたいな、そういう言葉があるでしょう。C・S・Rみたいな。そういうのも載っているんだから、親切でしょう。そうしたキーワードから部落問題の知識がていねいに説明されているから、まったくの初心者でもすぐにわかるし、おかあさんみたいなベテランの教師でも便利に使えるんだ。それにね、これはブックレット菜の花シリーズのいちばん新しいものだからわかると思うけど、邪魔にならない大きさなので持ち運びにもいいと思うの。だから授業の準備じゃなくても、いつでも読める読み物としてパラパラっと目次を開いて気になるキーワードからそこを見れば簡潔にわかりやすく、それでいてけっこう詳しく書いているので読むのにかまえる必要はないの。読みたいときに読みたい箇所を拾い読みしていけばいいから、おかあさんみたいに時間のない人にもいいみたい。そしてそれぞれの項目の中を読んでいくとまたまた要注意のキーワードが太字になっていて、次の学びがしやすくできているのね。そうそうこの本を書いた加藤陽一って人は北九州市で中学校の先生をしてきた人で北九州市の同和教育を引っ張ってきた人みたいよ。そうそう加藤さんが部落問題と向き合ってきた歴史も第二部で『識字学級三十年』としてまとめられているのね。もちろんこちらは六十頁くらい通して読まなくてはいけないから、ほら通勤のバスの中で読むといいかもしれないよ。えっ、車酔いするんだっけ?それなら寝る前にベッドで読むのがいいかな。加藤さんが歩んできた道っておかあさんの教師歴と重なるんじゃないかな。でも加藤さんの部落と向き合ってきた生き方ってすごいよ。ついつい引き込まれて読んでしまった。そうそう注文はお近くの書店に申し込むのもいいし、福岡県人権研究所に直接注文するといいよ。電話番号を言うからメモしてね。〇九二ー六四五ー〇三八八。〇九二ー六四五ー〇三八八だよ。パソコンが使えるならネットで注文するのが便利だからこのアドレスを検索するといいから書き留めておいてね。福岡県人権研究所の注文フォームだけど頁のずっと下の方だから探してみることね。
http://www.f-jinken.com/books.html

☆☆☆☆ 「そうそう忘れてた。福岡県人権研究所のブックレットはこれで十九冊目。本書を買うのを機会にいろいろ合わせて買ってみるのもいいと思うよ。ネット注文は簡単だよ。」
posted by ウィンズ at 15:18| 福岡 ☁| Comment(0) | 人権問題 | 更新情報をチェックする
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